このごろ、乃木坂46の一部人気メンバーが「スケジュールの都合上」という名目での個別握手会を全日程欠席が続いています。
今までもミュージカル公演などの個人仕事の都合上での欠席はあったのですが、「いくら何でもずっと『スケジュールの都合』というのはおかしいのでは?」ということで、本当は運営から参加を免除されているのではないかといわれています。
この記事では、免除の真相やその目的についてまとめていきます。
※以下敬称略
目次
公式の告知を振り返ってみると17thシングル「インフルエンサー」から「スケジュールの都合」による全日程不参加のメンバーが増えています。
ここで取り上げるメンバーは1年以上個別握手会に参加しておらず、これからの復帰はほぼないでしょう。
また、現役メンバーに加え、個別握手会実質免除となった後、一度も復帰することなく卒業となってしまったメンバーも紹介します。
白石麻衣
→2017.03.22 発売 17thシングル「インフルエンサー」個別握手会から不参加
17thシングルの個別握手会の1次応募の時から「スケジュールの都合」による全日程欠席がアナウンスされ、以降同じようなことが常態化しています。
モデルとしての活動や、広瀬すず や 出川哲良 を抑えて「2018年CM起用社数ランキング」1位にか輝くなど、個人の活躍が目立つまいやんですが、それに伴ってか、個別握手会は2年近く参加していません。
さらに、ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』に出演するなど、女優としての活動も多くなってきました。
参考 白石麻衣、古田新太主演『俺のスカート、どこ行った?』で教師役に初挑戦 「精一杯頑張ります」リアルサウンド松村沙友里
まいやんと同時同様に全日程欠席がアナウンスされ、以後参加することはない状況です。
CanCan レギュラーモデル他、まいやんから「馬好王国」のレギュラーを引継ぎ、またドラマ&映画『賭ケグルイ』に出演するなど、やはり個人仕事の増加が影響しているのでしょうか。
参考 賭ケグルイ:“アイドル”浜辺美波を松村沙友理が絶賛 ドラマ第2期の見どころ語るMANTANWEB必殺「さゆりんごパンチ」をくらう機会が減ってしまったのは残念です・・・
西野七瀬
先日 2月24日の卒業コンサートで乃木坂46より卒業となりましたが、3rd アルバム個握以降卒業まで個別握手会に出席することは1度もありませんでした。そのせいで全握がどえらいことに・・・(後述)
卒業前はnon-no レギュラーモデルや、ドラマ「電影少女」、映画「あさひなぐ」での主演など白石に並んで多忙だったと思われます。
卒業後も non-no モデル続投の他、個人での活躍によりいっそう期待です
桜井玲香
「ポンコツ」と言われつつも、初期から乃木坂を引っ張ってきたキャプテン(なーちゃんの卒コンでもなーちゃんソロ曲「つづく」を「つなぐ」と間違えるなど・・・)
ミュージカル「レベッカ」に出演するなど、最近個人の活躍も目立つようになってきました。
参考 桜井玲香がミュージカル初挑戦「成長できるよう」日刊スポーツ追記:2019年9月1日、『乃木坂46 真夏の全国ツアー2019』ファイナル公演をもって乃木坂46を卒業となってしまいました。結局個別握手会には復帰することはありませんでしたね・・・
続いて2作以上全日程欠席しているメンバーです。
秋元や生田のように全日程欠席となった後、復帰している事例もあるので復帰はないとは言い切れませんが2作連続の欠席からの復帰という事例はないので、復帰はないと考えたほうが良いかもしれません。
秋元真夏
握手会の中毒性が高いことで有名なまなったんですが、21st,22ndシングル 4thアルバム と3作連続の欠席となっています。
初の地上波レギュラー番組も決定し、バラエティ出演といった個人の仕事が増えてきたこともあり、これからの個握の参加は厳しいのではないかと思われます。
参考 秋元真夏、地上波初レギュラーで「ザワつかせる?」日刊スポーツ高山一実
小説トラペジウムの出版やバラエティ出演など、マルチに活躍の幅を広げるかずみん。
22ndシングル 4thアルバムと2作連続での全日程欠席となっています。
秋元同様、個人仕事の拡大に伴って個握の参加は厳しいのかと思われます。
生田絵梨花
→2018.11.14 発売 22ndシングル「帰り道は遠回りしたくなる」個別握手会から不参加 ミュージカル女優としての活躍が目立ついくちゃん。
これまでも、公演日程と被ってしまうなどしてライブや握手会の欠席が目立っていましたが、22ndシングル 4thアルバム と2作連続での個握全日程欠席は初めてのことです。(3rd アルバム個握では、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の公演時期と重なり初の全日程欠席) 今年の4月から「レ・ミゼラブル」の再演も始まり、さらにバラエティへの出演も増えるなど、さらに活躍の場を広げています。
もとより、そのスケジュールの多忙さは有名で、先日の7th Year Birthday Live の初日を舞台公演のため欠席し、その夜に東京→大阪へ移動&深夜からリハーサルとかなりの多忙を極めています。 今後の握手会参加はさらに厳しくなっていくと思われます。
上記メンバーに共通することとしては
- 個人の仕事が多い
- 比較的年齢が高い(生田を除いて24歳以上)
ことが挙げられます。
また、巷でよく言われているのが「個別握手会 完売部数400部達成」です。
確かに上記メンバーはこの条件を達成していますし。
また、白石に並んで個人の仕事が忙しかったであろう西野、生田より先に、初期より「御三家」の一員として人気が高く、完売を連発していた松村が白石と同時に個握全日程欠席となったことを考慮すると、この条件にはうなずけるものがあります。
上記条件や、今年4月17日発売の 4th アルバム「今が思い出になるまで」の個別握手会の参加状況からこれか参加を免除される可能性が高いメンバーを取り上げていきます。
齋藤飛鳥
驚異の八頭身を生かしたモデル業のほか、先日 『another sky』 に出演し、「これからの目標は?という質問に対し、「明確ってものはなくてー・・・何でも良いやって(笑)」と答えたり、「ハッピーエンドの本は読まない。嘘くさいから」などといった「飛鳥節」を披露するなど、最近 話題急上昇中の飛鳥ちゃんですが・・・
『another sky』 の他、『情熱大陸』『7ルール』などのドキュメンタリーに取り上げられ、卒業ラッシュの乃木坂46にとって若手エースとしての期待が高まる一方やはり、個人の仕事が多くなっています。
さらに 22ndシングル「帰り道は遠回りしたくなる」の個別握手会で400部完売を達成し、4th アルバム個握は初の全日程欠席となりました。
唯一「免除」条件に当てはまらない事としては「年齢がまだ若い(20歳)」といったいったところでしょうか。
追記:4th アルバム、23rd シングルともに個握全日程欠席が発表されました。今後の復帰はないと考えて間違いないでしょう。
追記:23rd シングル「Sing Out !」個別握手会 関東会場のみ参加が決定しました!!
ただし、4部 5部のみの参加となっています・・・ 午前中は別の仕事ということでしょうか?
としても、復帰してくれるのはなによりです!!
堀未央奈
2期生エースで、センター・選抜・アンダーすべてを経験した唯一のメンバーである未央奈。
今年6月28日には映画「ホットギミック」が公開されました。
参考 映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』乃木坂46・堀未央奈が初主演、相原実貴の人気漫画を実写化FASHON PRESS4th アルバム個握で400部完売を達成すると見られており、今後は「免除」となる可能性が高いと思われます。
これらのメンバーが欠席しているのは「個別握手会」であって「全国握手会」には参加しています。
参考 乃木坂46の握手会に参加するには?乃木坂46公式サイトよって全国握手会に行けば会うことはできるのですが、握手券の枚数が限られている個別握手会と違って全国握手会には枚数制限がありません。
なので、実質「免除」となっている人気メンバーのレーンの混雑は必然でしょう。
西野七瀬の最後の全国握手会も非常に混雑し、待ち時間の長さと握手時間の短さは伝説となりました。
参考 乃木坂46西野七瀬、最後の握手会の待ち時間にビックリニフティニュース個別握手会実質免除となっているメンバーに会うことは不可能ではありませんが、待ち時間が長い割に握手時間が著しく短いことは覚悟すべきでしょう。
スケジュールやメンバーの負担といった様々な要因が考えられますが、一つ運営側の思惑として考えられるのは個別握手会はCD売り上げへの影響が薄いということです。これについては詳しく計算している記事がありましたので引用しておきます。
開催される一会場につき、最大5部制です。1部は1時間半で、希望する時間帯の部に、販売数量の上限があり、希望のメンバーの部を抽選で当選する事で、CDが購入でき、個別握手会に参加できます。
部数はメンバーによって異なりますが、販売数量が上限に達すると完売となり、第3次まである抽選はその時点で終了になります。
完売となる握手券の枚数は明らかではありませんが、一人当たりの握手の時間を考えると、1部350~400枚とすれば、最大の5部制の場合、1会場辺りの握手券は約2,000枚前後。
全日程にすると、一メンバーの個別握手券の枚数は、6会場分で最大約12,000枚程と推測されます。
個別握手会の完売が確実視されるメンバー6名分での売上減が、約7万枚程という事は、ミリオンを達成した乃木坂46にとって、全国握手会での影響も考えると、影響が薄いという事も言えるのです。
全国握手会への参加は、CDショップなどでの購入で上限はありませんから、人気の上昇が続いているグループにとっては、全握参加のCDの売上で、個別の売上減をカバーできるとみられます。
出典:Girls Group Guide
また、「個人の仕事を優先させるため」といえばそれまでなのですが、免除されているメンバーの年齢を考慮してさらに深く考えると浮かんでくるのが「卒業への下地作り」です。
「グループの仕事を優先すべき」との声もありますが、卒業後は自力で仕事をつかんでいかなければなりません。そうなると必要なのが、各業界へのアピールです。
秋元康プロデュースのグループとしては、AKB48 のメンバーが卒業後に失敗した事例がありますから、それをふまえて卒業に先駆け手を打ったといったところでしょうか。
さらに、「若手やアンダーメンバーに握手に行くファンを増やす」という狙いもあるのではないかと思われます。
自分の推しメンが個別握手会に出席しないから握手会に行かないというファンは少なく、推しメン No.2や番組等で気になったメンバーや新規加入した4期生のところに行ってみようとするファンが多いはずです。
現に、いくちゃん推しの僕の先輩は、いくちゃんが個握に参加しなくなってからは渡辺みり愛のレーンによく行くようになったらしく、握手会後は「脳みそ融けるかと思った!!」とか言って完全にハマってましたね(笑)
1期生の卒業ラッシュが始まっていることを考えると若手、アンダーの握手にファンを流すというのは理にかなっていると言えます。
「自分の推しメンが握手会に参加しなくなった」という人には残念ですが、まだ全国握手会が残さていますし、メンバー・ファン・グループ・運営 それぞれバランスよく考えると人気年長メンバーの「個握実質免除」は合理的ではないかと思います。